LED ZEPPELIN / PARADE DE CIRQUE 1971 【2CD】
LED ZEPPELIN / PARADE DE CIRQUE 1971 【2CD】
販売価格: 4,500円(税込)
在庫あり
商品詳細
1971年ツェッペリンはほぼ1年を通してツアーに明け暮れる事になる。前年9月から約半年の休暇を挟み、3月はベルファストから新たなツアーが始まった。それまでのツアーと大きく異なるのは、初日ベルファストを初演として4枚目のアルバムがセットリストに数多く加わり、コンサートに厚みが増した事。そしてバンドの状態があらゆる意味でベストの状態であった事。そして悲しい事だが、プラントの歌唱がこの年以降下降線を辿る、その最後の輝きを見せた年として我々に記憶される。同年9月に日本公演も組まれているが、最高の状態のツェッペリンをギリギリ見る事が出来た日本のファンは幸運だったと言えるだろう。3月をUKツアーに費やし、春先に欧州で6公演のみ、続いて8月と9月を大規模な北米ツアーを行なう。ここで展開された数々の名演は現在でも多くのコレクターズ・アイテムの定番となっている。そして前述のように9月はいずれも名演と誉れの高い日本公演があった。これらの成功の余波を受けて、11月と12月に、1971年のシメとして再び全英公演が組まれたのである。
1971年11月と12月の全英ウインター・ツアーは11月11日ニューキャッスルで開幕した。デビュー当初は英国ではあまり評価されなかったツェッペリンだが、アメリカでの成功が逆輸入のような形で広まり、この頃になると既に人気は確実なものとなっていた。あまりのチケットの売れ行きに気を良くしたバンドはいくつかの追加公演を加えるほど、このツアーにおいてその地位を決定的なものとしたのである。そしてその人気と評価以上のものがこのツアーでは披露された点で、非常に意義深いものであった。特にツアーのハイライトは「ELECTRIC MAGIC SHOW」と題されたウェンブレーの連続公演であろう。残念ながら今となっては劣悪な音質の録音しか残っていないが、バンドと聴衆の両方の熱気は充分に伝わってくる。本作は、ツアー4日目にして、そのウェンブレーと近似の日程で行なわれた、1971年11月16日イプスウィッチ公演を完全収録している。
イプスウィッチ公演の特徴としては、まずツアーで唯一「Gallows Pole」を演奏している点が挙げられる。同曲は春のUKツアーでも演奏された事が知られているが、それ以降、日本はおろかアメリカでも演奏されていない非常にレアなライヴ・テイクである。なぜこの日に限って演奏されたのか知る由もないが、イプスウィッチのファンへの素敵なプレゼントとなったことだろう。さらにもう1曲、「Weekend」を演奏している点にも着目である。本当にレアな「Gallows Pole」に比べ、「Weekend」は比較的何度か演奏している曲ではあるが、このツアーにおいても、本公演とひとつ前のダンディ公演の2公演のみというレア・ナンバーには違いない。アンコールにおいてこのような通常は演奏しない曲を披露するというのは、コンサート自体が非常に良い出来で、その日に特別感を付与するものである。バンド自身が非常に満足の行くパフォーマンスであったことで、自ら望んでもう少し演奏したいという欲求、聴衆の暖かい雰囲気に応えたいという謝辞の両方を満たすものとして、このようなレア曲を追加で披露したのだと思われる。
それ以外のセットリストはそれまでを踏襲したものとなっているが、「Immigrant Song」と「Heartbreaker」のメドレーで始まるセットリストはこのツアーが見納めとなる。最初の音程を採るために「Out On The Tiles」が加えられた「Black Dog」や日本公演では最終日以外オミットされた「Rock And Roll」も復活、その他、旧来のセットリストを軸に最新4枚目のアルバムを加え、最後は火を噴くような「Communication Breakdown」で締めくくる。その日の状態、聴衆の様子などを考慮してアンコールは好き放題、みたいな、まさに隙のない鉄壁のセットリストである。
非常に内容と音質に優れた音源である事から、既発盤も多い公演ではあるが、本作と既発盤の差異が際立っているのはピッチの正確無比さが挙げられる。古いテープにつきものの不安定なピッチの乱降下は、本作において完璧にプラマイゼロに合わせられている。さらに耳というよりも脳幹に響くような不快な高音部の「鳴り」を緩和して、より鑑賞に優れた音質処理を施してある。
1971年11月16日イプスウィッチ公演を高音質に加え完璧なピッチで完全収録。アンコールではレアな「Weekend」と「Gallows Pole」を演奏している貴重な1971年英国ツアーの記録である。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
サンプル音源
St. Matthew's Baths Hall Ipswich, UK November 16, 1971
DISC ONE
01. Immigrant Song
02. Heartbreaker
03. Black Dog
04. Since I've Been Loving You
05. Rock And Roll
06. Stairway To Heaven
07. Going To California
08. That's The Way
09. Tangerine
DISC TWO
01. Dazed And Confused
02. What Is And What Should Never Be
03. Celebration Day
04. Whole Lotta Love
05. Weekend
06. Gallow's Pole
1971年11月と12月の全英ウインター・ツアーは11月11日ニューキャッスルで開幕した。デビュー当初は英国ではあまり評価されなかったツェッペリンだが、アメリカでの成功が逆輸入のような形で広まり、この頃になると既に人気は確実なものとなっていた。あまりのチケットの売れ行きに気を良くしたバンドはいくつかの追加公演を加えるほど、このツアーにおいてその地位を決定的なものとしたのである。そしてその人気と評価以上のものがこのツアーでは披露された点で、非常に意義深いものであった。特にツアーのハイライトは「ELECTRIC MAGIC SHOW」と題されたウェンブレーの連続公演であろう。残念ながら今となっては劣悪な音質の録音しか残っていないが、バンドと聴衆の両方の熱気は充分に伝わってくる。本作は、ツアー4日目にして、そのウェンブレーと近似の日程で行なわれた、1971年11月16日イプスウィッチ公演を完全収録している。
イプスウィッチ公演の特徴としては、まずツアーで唯一「Gallows Pole」を演奏している点が挙げられる。同曲は春のUKツアーでも演奏された事が知られているが、それ以降、日本はおろかアメリカでも演奏されていない非常にレアなライヴ・テイクである。なぜこの日に限って演奏されたのか知る由もないが、イプスウィッチのファンへの素敵なプレゼントとなったことだろう。さらにもう1曲、「Weekend」を演奏している点にも着目である。本当にレアな「Gallows Pole」に比べ、「Weekend」は比較的何度か演奏している曲ではあるが、このツアーにおいても、本公演とひとつ前のダンディ公演の2公演のみというレア・ナンバーには違いない。アンコールにおいてこのような通常は演奏しない曲を披露するというのは、コンサート自体が非常に良い出来で、その日に特別感を付与するものである。バンド自身が非常に満足の行くパフォーマンスであったことで、自ら望んでもう少し演奏したいという欲求、聴衆の暖かい雰囲気に応えたいという謝辞の両方を満たすものとして、このようなレア曲を追加で披露したのだと思われる。
それ以外のセットリストはそれまでを踏襲したものとなっているが、「Immigrant Song」と「Heartbreaker」のメドレーで始まるセットリストはこのツアーが見納めとなる。最初の音程を採るために「Out On The Tiles」が加えられた「Black Dog」や日本公演では最終日以外オミットされた「Rock And Roll」も復活、その他、旧来のセットリストを軸に最新4枚目のアルバムを加え、最後は火を噴くような「Communication Breakdown」で締めくくる。その日の状態、聴衆の様子などを考慮してアンコールは好き放題、みたいな、まさに隙のない鉄壁のセットリストである。
非常に内容と音質に優れた音源である事から、既発盤も多い公演ではあるが、本作と既発盤の差異が際立っているのはピッチの正確無比さが挙げられる。古いテープにつきものの不安定なピッチの乱降下は、本作において完璧にプラマイゼロに合わせられている。さらに耳というよりも脳幹に響くような不快な高音部の「鳴り」を緩和して、より鑑賞に優れた音質処理を施してある。
1971年11月16日イプスウィッチ公演を高音質に加え完璧なピッチで完全収録。アンコールではレアな「Weekend」と「Gallows Pole」を演奏している貴重な1971年英国ツアーの記録である。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
サンプル音源
St. Matthew's Baths Hall Ipswich, UK November 16, 1971
DISC ONE
01. Immigrant Song
02. Heartbreaker
03. Black Dog
04. Since I've Been Loving You
05. Rock And Roll
06. Stairway To Heaven
07. Going To California
08. That's The Way
09. Tangerine
DISC TWO
01. Dazed And Confused
02. What Is And What Should Never Be
03. Celebration Day
04. Whole Lotta Love
05. Weekend
06. Gallow's Pole