DAC-108 THE EMOTIONAL RESCUE SESSIONS 【2CD】

アルバム「エモーショナル・レスキュー」のアウトテイク収録盤としていまだに根強い人気のある「EMOTIONAL RESCUE SESSIONS」をマスター音源よりCD化。これまで数種類のアナログ起こしと一種類のテープ・ソースよりのCD化でリリースされておりますが、LPより針起こしのCDはカラー盤の宿命とも言える強烈なスクラッチノイズまみれのクオリティで、かたやテープ起こしのリリースの方は残念ながらアナログ時代よりも遥かにジェネレーションの落ちるモコモコの聴き辛い音質で、決定版からは程遠い内容と言わざるを得ないものでした。今回の2CDによるリリースはアナログ時代と同じ状態の良いマスター・テープより、同じ曲が続くのを避けるため実際のテープの収録順とは異なる形でリリースされていたオリジナル2LPの曲順でなく、実際のマスターの収録順に準じた形でCD化されました。今回は冒頭にこれまでのLP、CDのいずれでもカットされていた同セッションでのウォーミング・アップのブルース・ジャムを２テイク初収録。そして各トラック毎にそれぞれバラつきのあったテープ・スピードも、これまでどのリリースを入手しても早過ぎてまともに聴くことの出来なかった状況を解消。またオリジナル・マスターのA面B面で極端だった音質差も、丁寧なマスタリングでCD全体の音質トーンを統一することに成功しました。もしアナログ起こしの本音源のCDを聴く機会がありましたら、今回のリリースで後半に収録されているトラックの音質を本作と聴き比べていただくと本CDのクオリティの高さをより実感していただけることと思います。テープ起こしの「EMOTINAL RESCUE DEMOS」（VICTORY RECORDS）で２テイクに渡って重複収録されていた「SUMMER ROMANCE」は制作者の単純なケアレスミスで収録されたものですので、今回使用したオリジナル・マスターには同じ位置に存在しておりますが、当然本作ではダブリ収録を防ぐため未収録としております。またラスト３曲のブラックアンドブルー期のアウトテイクの’８１年リミックス音源もスクラッチ・ノイズの無いクリアーな音質で収録しています。リミックス版「MUNICH REGGAE」も「LONELY AT THE TOP」(DAC-096)のバージョンより10秒ほどフェードアウトが長かったりします。本作は言葉は悪いですが、これまでまともなCDリリースの無かった本音源の決定版リリースと言えるでしょう。

DISC ONE
01. BLUES JAM#1
02. BLUES JAM#2
03. SUMMER ROMANCE
04. DANCE
05. DANCE
06. DANCE
07. WE HAD IT ALL
08. WE HAD IT ALL
09. LITTLE T & A

DISC TWO
01. WHERE THE BOYS GO
02. JAH IS NOT DEAD
03. SUMMER ROMANCE
04. SUMMER ROMANCE
05. CELLOPHANE TROUSERS
06. LET'S DO IT RIGHT
07. MUNICH REGGAE