DAC-179 TOURING PARTY VOL.4 【2CD】
DAC-179 TOURING PARTY VOL.4 【2CD】
販売価格: 5,000円(税込)
在庫あり
商品詳細
2017年は映画「LADIES & GENTLEMEN」のサウンドトラック盤CDが正式に単品発売され、 ‘72年のツアー当時から45周年が経過したこともあり、ミック・テイラー在籍時の‘72年USツアーのリリースを望む声が多々あったようです。 当時実際にライブ・アルバム発売を前提として多数のショーがプロフェッショナルにレコーディングされ、スタジオでオーバーダブを施して完成の一歩手前まで行ったもののリリースには至らなかったり(KEEP YOUR MOTOR RUNNIN’関連音源)、 様々な公演地のライブ音源より様々なコンパイルを経てラジオ・ショー番組としてオンエアされたり、 さらにフォートワースとヒューストンでの演奏はフィルム収録され、上記の映画「LADIES & GENTLEMEN」として同地でのベスト・テイクが公開され、 需要に対するある程度の供給はオフィシャル側からもされていました。
しかしながら結局計画されたライブ・アルバムは未発売、フィラデルフィアでのラジオ・ショー音源もブリュッセル73のようにはCD発売されず、 映画「LADIES & GENTLEMEN」もDVD/Blu-Ray再発に関して音声のリミックス、レストア等も特には行われず、ギター、ボーカルに多数のオーバーダブ痕が認められる雑な状態の音声での再発となってしまいました。 他の年代のアーカイブ商品と比較するとどうも‘72年USツアーに関しては、残されている素材の制約等もあるのでしょうが制作側の愛情が感じられず、 ストーンズ本人たちがあまり本ツアー音源に興味が無いのではないかと感じさせられるフシが多々あります。 前置きが長くなりましたが本作はその‘72年USツアーよりサウンド・ボード収録されたフォートワースとピッツバーグでの2つのショーを収めています。 どちらの公演も過去にVGPレーベルよりリリースされていたものです。
ディスク1は6月24日のフォートワース公演夜の部からの収録です。 映画の収録も兼ねてマルチトラック録音されていた公演で綺麗に左右にギターが分離した良質なステレオ音源です。 映画ではビッチ、バンド・イントロ、リップ・ジス・ジョイントの3テイクが本公演より採用されました。 まだツアー前期の録音ですので、フィラデルフィアやニューヨークでのハチ切れたような勢いの演奏ではありませんが、 曲間で神経質なくらいチューニングに没頭するテイラーとキースのギター音からも確認出来るように、 バンドは明らかにライブ収録を意識した丁寧なプレイを心掛けているようです。5曲目にイレギュラーにチャック・ベリーのカバー曲「DON’T LIE TO ME」が演奏されたため通常とはやや異なるセット順となっています。
本音源は90年代後半にBOSS HAWGというCD-Rレーベルによって突如登場し、VGPの「FORT WORTH EXPRESS」をはじめとする当時登場したプレスCD盤は全てこの音源を使用していました。 やがてプレスCDでのリリースが一段落するとやはり個人のCD-Rレーベル、コースト・トゥ・コーストから新マスターと銘打って同じ音源が出回りました。 実際にはBOSS HAWGが発掘した同音源にヒス処理等のリマスタリングを施したもので、既発よりヒス成分が抑えられていたため、 当時トップセラーとなっていたVGPの「FORT WORTH EXPRESS」よりも音が良いと海外サイトで大々的に宣伝されておりました。
元々このフォートワース・セカンド・ショーの音質はフィラデルフィア・スペシャルのような高域強調のシャリッとした音質でなく、 どちらかというと低音の響きの良いマイルドな質感のサウンド・ボードであり、所謂TSPなどのCDの質感とは趣を異にするものです。 それでもVGPの「FORT WORTH EXPRESS」リリース当時はフィラスペ音源と同等のクオリティにということでかなり高音寄りのEQが施されました。 今回のリリースではコースト・トゥ・コースト版を基としておりますので、既発のVGP盤とはかなり印象の異なった音像となっています。 VGP版のシャキッとした音がお好みであったり、VGP盤で入手したいという方のリクエストが多いようであれば「FORT WORTH EXPRESS」の再販も可能かも知れません。 現在ネット経由で入手できるコースト版の音源や、そこから起こされたプレスCDはジャンピング・ジャック・フラッシュ以降の2曲の左チャンネルでリッピング・ノイズが多発しておりますが、 本盤は版元のオリジナル配布時のマスターを使用しておりますので最初から最後までデジノイズ無しで安心してお楽しみいただけます。
ディスク2の7月22日のピッツバーグ公演はやはりVGPより「PITTSBURGH 1972」→「THE ROYAL DRAGON」とグレードアップをしてきたレーベル・オリジナル音源であります。 この音源はディスク1のフォートワースとは異なり、ライブ会場でのミキシング・デスク直結のステレオ・サウンドボード音源です。 一発録りのライブ・ミキシングですから、後日スタジオでミックス・ダウンされたフォートワースよりも緊張感がみなぎっています。 千秋楽のニューヨークMSG4公演のひとつ前の公演地でもあるせいか、演奏もミックのボーカルもキレッキレッです。(笑) ひとつあとのツアーであるウインターツアー73のように、キースとテイラーのギターが左右にパンしまくっていることからも72〜73年と同じ音響スタッフが会場でのPAを担当していたことが分かります。 本ディスクに使用したマスターは数年前にやはりファン・メイドでVGPの「THE ROYAL DRAGON」からコピーしてややコモリ気味であった高域部を目いっぱいイコライジングで上げまくり、 強力なノイズ・リダクションをかませてミックのボーカルに深くリバーブをかけて作り上げたDSPミックスなるもので、 所謂本物のアップグレードとは言えません。しかしこのファン・メイドのDSPミックスなる音源よりプレス盤がリリースされると、 VGP既発より良いというような書き込みがあちらこちらに流布されるに至り、どうせならいっそのこと逆ブートしてしまうのも面白いのではとのリクエストもあり、 本セットのディスク2に組み込まれることとなりました。原本ではテープチェンジのためか「SWEET VIRGINIA」、「STREET FIGHTING MAN」で別公演からの補填が為されておりますが、 これはそのまま残してあります。
また原本での耳に痛いほどの過度なイコライジングも常識範囲内でのレベルに戻し、これでもかと音圧を上げまくったピーク値MAXで波形真っ黒けのオーバーレベルでビリビリと歪みまくりの音声も、 いったんデジタル上でレベル下げをしてから丁寧なスムージングで歪みの無い良好な状態に戻しました。 演奏自体はミック・テイラー最盛期の向かうところ敵なしの強力なメンバー、ラインナップで、聴く者を45年前のロックのメインストリームへと誘います。
DISC-1
TARRANT COUNTY CONVENTION CENTER, FORT WORTH, TEXAS, JUNE 24, 1972 (2nd show)
1 BROWN SUGAR
2 BITCH
3 ROCKS OFF
4 GIMME SHELTER
5 DON'T LIE TO ME
6 LOVE IN VAIN
7 SWEET VIRGINIA
8 YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
9 TUMBLING DICE
10 MIDNIGHT RAMBLER
11 BAND INTRODUCTION
12 BYE BYE JOHNNY
13 RIP THIS JOINT
14 JUMPING JACK FLASH
15 STREET FIGHTING MAN
DISC-2
CIVIC CENTER ARENA, PITTSBURGH, PENNSYLVANIA, JULY 22, 1972
1 BROWN SUGAR
2 BITCH
3 ROCKS OFF
4 GIMME SHELTER
5 HAPPY
6 TUMBLING DICE
7 LOVE IN VAIN
8 SWEET VIRGINA
9 YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
10 ALL DOWN THE LINE
11 MIDNIGHT RAMBLER
12 BAND INTRODUCTIONS
13 BYE BYE JOHNNY
14 RIP THIS JOINT
15 JUMPING JACK FLASH
16 STREET FIGHTING MAN
しかしながら結局計画されたライブ・アルバムは未発売、フィラデルフィアでのラジオ・ショー音源もブリュッセル73のようにはCD発売されず、 映画「LADIES & GENTLEMEN」もDVD/Blu-Ray再発に関して音声のリミックス、レストア等も特には行われず、ギター、ボーカルに多数のオーバーダブ痕が認められる雑な状態の音声での再発となってしまいました。 他の年代のアーカイブ商品と比較するとどうも‘72年USツアーに関しては、残されている素材の制約等もあるのでしょうが制作側の愛情が感じられず、 ストーンズ本人たちがあまり本ツアー音源に興味が無いのではないかと感じさせられるフシが多々あります。 前置きが長くなりましたが本作はその‘72年USツアーよりサウンド・ボード収録されたフォートワースとピッツバーグでの2つのショーを収めています。 どちらの公演も過去にVGPレーベルよりリリースされていたものです。
ディスク1は6月24日のフォートワース公演夜の部からの収録です。 映画の収録も兼ねてマルチトラック録音されていた公演で綺麗に左右にギターが分離した良質なステレオ音源です。 映画ではビッチ、バンド・イントロ、リップ・ジス・ジョイントの3テイクが本公演より採用されました。 まだツアー前期の録音ですので、フィラデルフィアやニューヨークでのハチ切れたような勢いの演奏ではありませんが、 曲間で神経質なくらいチューニングに没頭するテイラーとキースのギター音からも確認出来るように、 バンドは明らかにライブ収録を意識した丁寧なプレイを心掛けているようです。5曲目にイレギュラーにチャック・ベリーのカバー曲「DON’T LIE TO ME」が演奏されたため通常とはやや異なるセット順となっています。
本音源は90年代後半にBOSS HAWGというCD-Rレーベルによって突如登場し、VGPの「FORT WORTH EXPRESS」をはじめとする当時登場したプレスCD盤は全てこの音源を使用していました。 やがてプレスCDでのリリースが一段落するとやはり個人のCD-Rレーベル、コースト・トゥ・コーストから新マスターと銘打って同じ音源が出回りました。 実際にはBOSS HAWGが発掘した同音源にヒス処理等のリマスタリングを施したもので、既発よりヒス成分が抑えられていたため、 当時トップセラーとなっていたVGPの「FORT WORTH EXPRESS」よりも音が良いと海外サイトで大々的に宣伝されておりました。
元々このフォートワース・セカンド・ショーの音質はフィラデルフィア・スペシャルのような高域強調のシャリッとした音質でなく、 どちらかというと低音の響きの良いマイルドな質感のサウンド・ボードであり、所謂TSPなどのCDの質感とは趣を異にするものです。 それでもVGPの「FORT WORTH EXPRESS」リリース当時はフィラスペ音源と同等のクオリティにということでかなり高音寄りのEQが施されました。 今回のリリースではコースト・トゥ・コースト版を基としておりますので、既発のVGP盤とはかなり印象の異なった音像となっています。 VGP版のシャキッとした音がお好みであったり、VGP盤で入手したいという方のリクエストが多いようであれば「FORT WORTH EXPRESS」の再販も可能かも知れません。 現在ネット経由で入手できるコースト版の音源や、そこから起こされたプレスCDはジャンピング・ジャック・フラッシュ以降の2曲の左チャンネルでリッピング・ノイズが多発しておりますが、 本盤は版元のオリジナル配布時のマスターを使用しておりますので最初から最後までデジノイズ無しで安心してお楽しみいただけます。
ディスク2の7月22日のピッツバーグ公演はやはりVGPより「PITTSBURGH 1972」→「THE ROYAL DRAGON」とグレードアップをしてきたレーベル・オリジナル音源であります。 この音源はディスク1のフォートワースとは異なり、ライブ会場でのミキシング・デスク直結のステレオ・サウンドボード音源です。 一発録りのライブ・ミキシングですから、後日スタジオでミックス・ダウンされたフォートワースよりも緊張感がみなぎっています。 千秋楽のニューヨークMSG4公演のひとつ前の公演地でもあるせいか、演奏もミックのボーカルもキレッキレッです。(笑) ひとつあとのツアーであるウインターツアー73のように、キースとテイラーのギターが左右にパンしまくっていることからも72〜73年と同じ音響スタッフが会場でのPAを担当していたことが分かります。 本ディスクに使用したマスターは数年前にやはりファン・メイドでVGPの「THE ROYAL DRAGON」からコピーしてややコモリ気味であった高域部を目いっぱいイコライジングで上げまくり、 強力なノイズ・リダクションをかませてミックのボーカルに深くリバーブをかけて作り上げたDSPミックスなるもので、 所謂本物のアップグレードとは言えません。しかしこのファン・メイドのDSPミックスなる音源よりプレス盤がリリースされると、 VGP既発より良いというような書き込みがあちらこちらに流布されるに至り、どうせならいっそのこと逆ブートしてしまうのも面白いのではとのリクエストもあり、 本セットのディスク2に組み込まれることとなりました。原本ではテープチェンジのためか「SWEET VIRGINIA」、「STREET FIGHTING MAN」で別公演からの補填が為されておりますが、 これはそのまま残してあります。
また原本での耳に痛いほどの過度なイコライジングも常識範囲内でのレベルに戻し、これでもかと音圧を上げまくったピーク値MAXで波形真っ黒けのオーバーレベルでビリビリと歪みまくりの音声も、 いったんデジタル上でレベル下げをしてから丁寧なスムージングで歪みの無い良好な状態に戻しました。 演奏自体はミック・テイラー最盛期の向かうところ敵なしの強力なメンバー、ラインナップで、聴く者を45年前のロックのメインストリームへと誘います。
DISC-1
TARRANT COUNTY CONVENTION CENTER, FORT WORTH, TEXAS, JUNE 24, 1972 (2nd show)
1 BROWN SUGAR
2 BITCH
3 ROCKS OFF
4 GIMME SHELTER
5 DON'T LIE TO ME
6 LOVE IN VAIN
7 SWEET VIRGINIA
8 YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
9 TUMBLING DICE
10 MIDNIGHT RAMBLER
11 BAND INTRODUCTION
12 BYE BYE JOHNNY
13 RIP THIS JOINT
14 JUMPING JACK FLASH
15 STREET FIGHTING MAN
DISC-2
CIVIC CENTER ARENA, PITTSBURGH, PENNSYLVANIA, JULY 22, 1972
1 BROWN SUGAR
2 BITCH
3 ROCKS OFF
4 GIMME SHELTER
5 HAPPY
6 TUMBLING DICE
7 LOVE IN VAIN
8 SWEET VIRGINA
9 YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
10 ALL DOWN THE LINE
11 MIDNIGHT RAMBLER
12 BAND INTRODUCTIONS
13 BYE BYE JOHNNY
14 RIP THIS JOINT
15 JUMPING JACK FLASH
16 STREET FIGHTING MAN