DAC-167 SALUT MONTREAL 【2CD】

DAC-167 SALUT MONTREAL 【2CD】

販売価格: 5,000円(税込)

在庫あり
数量:
1989年スティール・ホイールズ・ツアー時のカナダはモントリオールのオリンピック・スタジアムでの第二夜目の12/14の公演をクリアーなステレオサウンドボード音源で再現したタイトルです。 これまでこの公演はスクリーン映像とそのサウンド・トラックを基にした映像・音盤がリリースされており、こちらも大変高品位な品質のCD/DVDが存在します。 しかしながらこのビデオ版音声は残念ながらモノラルでしかなく、音の広がりや臨場感にやや欠けるきらいがありました。 今回のリリースの基となっている音源はそれらの既発音源の元となったラインフィードとは別のところから録られたもののようで、 音声は完全に左右セパレートしたサウンドボード音源となっています。

既発との違いを目立つ箇所だけでも解説しておくと、まずオープニングの「CONTINENTAL DRIFT」前の歓声部分。 既発の元音源では「CONTINENTAL DRIFT」が始まるところから音源がスタートしており、 既発のCDではアンコール前のブレイク部分から歓声を持ってきてイントロ部分の長くしていますが、 本音源のDISC-1のイントロは0:04位置でセンターからロニーの声が聞こえたり、 1:03〜07位置でミックがマイクを確認する様子などが聞こえたりするリアルタイムでの実際のイントロの様子を聞くことが出来ます。

また「HONKY TONK WOMEN」では過去音源ではこの曲の頭で丁度テープ・チェンジのタイミングに当たっており、 カウベルのイントロから約10秒間ほどが別音源で補填(タイトルによって90年ウェンブレ-公演あったり89年アトランティック・シティー公演だったりします。)されておりましたが、 本作は初めてこの部分をカット無しの単一音源で収録しています。逆に本作の原版では「ROCK AND A HARD PLACE」の頭とアンコールの「SASFACTION」にカットがあり、 既存の音源で補填編集しておりますが、極力違和感の無い自然な仕上がりとなっています。

キースのギターは基本右側で鳴っており演出上の操作なのかセンターに移動したりやや右側に寄ったりと若干忙しい部分も。 ロニーは終始低めのバランスで左側に定位。キーボード、ブラス隊、シーケンサー類も綺麗に左右に振られておりこれはこれで聞いていて楽しいものです。 映像でも確認できますが、約2か月後の日本公演と比べて縦ノリで機械的な演奏ぶりが強調されていて、 ミックも汗だくで額に青筋立てての気合の入ったパフォーマンスを見せていますが、時の人気バンド、リヴィング・カラーとの「IT'S ONLY ROCK' ROLL」での競演なども含め、 本公演はバンドとスタッフにとって5日後に迫ったアトランティック・シティーでのペイパービューの生放送イベントへのリハーサル的な意味合いが強かったのかも知れません。

タイトルの「SALUT MONTREAL」は「TUMBLING DICE」前のミックのMCより。 日本公演ではレギュラーのセットリストからは落ちてしまった「UNDERCOVER」、 「PLAY WITH FIRE」、「LITTLE RED ROOSTER」等のナンバーは今でもとても新鮮に聞こえます。 全体的な音質もトップとボトムのブーストが非常に強かった既発盤に比して過剰な加工を避け、 ナチュラルで音源の持つ空気感を損なわないよう慎重にリマスタリングされた、 89年モントリオールの決定版タイトルとなっています。
DAC-167 SALUT MONTREAL 【2CD】

販売価格: 5,000円(税込)

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